昨日の朝日新聞生活面に愛媛県松山市の託老所「あんき」というところが紹介されていました。
(あんきとは方言で「気楽な」の意味)

「託所」ならぬ「託所」かぁ、、、と思いながら読みました。

その代表者の方が看護師として働いていた施設の介護のあり方に疑問を感じたと
いうことで、自宅のようにくつろげる雰囲気を大事にした木造平屋建ての純和風の
民家で利用者の方たちは過ごしているとのこと。

記事を読んでみると、「しつらえ」を大切にしているとか靴を脱いで裸足で過ごせる
とか、経験を通して「家」の力を信じているなぁ、と感じました。
認知症の方、はじめは徘徊する方も徐々に落ち着いてくるそうです。

手前味噌になりますが、こちらの小児科、個人的にすごく気に入っています。
とにかく気持ちがいい。
築10年以上が経過した今、床や柱が色艶を増してとてもきれいな医院です。
入口にスリッパを置いてくれていますが、多くの子どもたち、そして保護者の方の
中にもスリッパを履かずに待合にいる方もいます。
それでも気持ち悪くないからです。内装の塗り壁も古びてこない。
一般的な病院でなんとなく感じる暗さや冷たさ、においがなく、とても温かい
雰囲気です。

最近では木造とまではいかなくても、助産院や歯科医院などで木のぬくもりをイメージ
した建物は増えてきている気がしますが、私はもっとたくさんの保育園、幼稚園、
病院、介護施設といった見守りが必要な人たちが長時間過ごす場所が木造だったら
利用する人には良いだろうなーと思っています。

本当にこれに関しては、自分が自然素材を使った家に住むようになって、年々
思いが強くなってきています。
暑くても寒くても自然な光が入ってくる呼吸する家に住んでいると心身ともに
快適さが全然違います。
長い人生の初期と晩年を気持ちいい環境で過ごすというのは大事だと思うんですー、
ほんとに。
木造でも今は空調などは問題ないですし。
いや、木造というよりは「木の床と塗りの壁」!!かな。   
「フローリングとクロス」との違い、好みは人それぞれだとは思うのですが、ぜひ
実感していただきたい。


あー、今日は記事に共感しすぎて熱くなってしまい、うまく表現できないわ。。。


というわけで終わります!ひとりごとでした!さよなら。