今日はこの時期の恒例行事、地域の行者堂での護摩焚きがありました。

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風もなく暖かい日で、例年なら風で煙が広がり息苦しくなって耐えきれず
その場を離れることになるのですが、今年はこの地域に長くいる方たちも
「きれいに燃えている」と言うほど煙は天にまっすぐ昇って、私も
はじめて最初から最後まで見ることができました。

クリーム色の濃厚な煙がもくもくと立ち上がります。
法螺貝が鳴り、竹の破裂する大きな音、山伏の格好をした人たちが
錫杖(しゃくじょう)をシャンシャンと鳴らしながらお経をとなえます。
最後に頭に煙を杉の葉でかけてもらいます。
このときその火で焼いた棒状の木を分けてもらって、家の玄関に
置いておくと魔よけになるのだそうです。
ありがたし。

本当にここはありとあらゆる行事があって、はじめこそびっくりして
ついていくだけで必死(笑)でしたが、慣れてくるとなかなか貴重な体験を
しているのではないかと思うようになりました。
ありがたや〜。